2015年11月

『聖☆おにいさん』という漫画をご存知だろうか?

2006年から「モーニング・ツー」で連載中の漫画で、世紀末を無事に終えたブッダとイエスが、下界のバカンスを満喫しようと、日本の東京都立川の安アパートの一室を2人でシェアして暮らすという設定で描かれる日常コメディ。
2012年9月にアニメ映画化が発表された。



うちの家族もみんな大好きで一時期かなりはまった漫画である。この漫画が今注目を浴びている。

それは『日本人の寛容性のある宗教観』の中で生まれた漫画とも言えるからだでしょう。

日本はお宮参りは神式、クリスマス、ハロウィンはキリスト教、結婚式は仏式、神式、キリスト教の何でもアリ、そして御葬式は仏式というように世界でも類をみない宗教の形骸化が進んでいる国である。

たぶん日本人の殆どが「あなたの宗教は?」と聞かれて首をひねるに違いない。

『聖☆おにいさん』はこういう環境だからこそ生まれ、多くの人から受け入れられたのであろう。

その宗教観に関しては僧侶の松山大耕氏の「クリスマスと正月が同居する日本」という記事に詳しく書いてありますで参考にして下さい。

パリの同時多発テロ以降ますます世界の宗教のあり方というものに目が向いているのは間違いないのですが、日本人の宗教観と言うものは前述の通り全く別物である。

しかし一方で『聖☆おにいさん』の海外の反応をかいた面白い記事がありました。

海外「日本には真の自由がある」 ブッダとイエスのギャグ作品に外国人が衝撃


もしかしたら海外の若者達の間での宗教観はすでに"敬虔な"というものが薄れ、"寛容な"ものに変化しつつあるのではと考えられます。

日本人の私から見れば中東で生まれたユダヤ教、キリスト教、イスラム教は同じ神を信じる一神教の宗教でありながら、どうして長年の間、争いが絶えないのか不思議でなりません。

『聖☆おにいさん』のブッタもイエスもそうなのですが、日本人の宗教観というのはお互いの信仰を尊重する寛容性のあるものです。そういう宗教観を日本人が発信していくことが、世界を素晴らしい場所に変えていく手掛かりになると信じています。




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皆さんも身に覚えがあるだろうが、ネクタイというものはついつい気に入った柄のものだけしてしまうものだ。

そうなると必然的にお気に入りのネクタイだけが傷んでしまう。

私から言わせて貰えは気に入ったネクタイとの出逢いは巡り合わせで、その時購入しなければ一生縁がなかったと言っても過言ではない。

だから通な人は気に入ったものは在庫があれば同じ柄の物を2本購入することもよくある事だ。

ところでそのネクタイのどこが1番傷んでしまうのだろうか?
そう大剣が着ている服に擦れて生地が破れ芯が見えてきてしまうことが1番多い。

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上着を着てれば見えないのですが、大剣から白い芯が少しでも見えてしまうと、いかにお気に入りのネクタイでも思いは萎えてしまう。

それを例えるなら、すこぶる美しい愛人(ラマン)にキスしようと顔を近づけたら、よくよく見ると鼻毛が出ていたようなものである (笑)

そんなネクタイを消耗品と割り切って捨ててしまうのも考えの1つであるが、修理するという方法があります。

詰めるんです!

破れた部分を5mm位内側に入れて縫い直しするのです。ちょとだけなんで結ぶ際の長さには影響がありません。

また昔のネクタイで柄が気に入ってるのですが9cmの大剣で幅広でみっともない場合でも

詰めるんです!

今風に幅を8cmに整形してしまえば、まだまだ現役で使えます。

どちらのお直しも¥2,000位で出来ますよ。
高いか安いかは貴方の考え方次第ですけどね

ちなみに私は『フランコ・バッシ』のむら染めのソリッドタイは幅詰め、イタリア海軍の軍艦旗に描かれている4つの海洋共和国を大剣に刺繍してあるタイは破れたので丈詰めしてます。

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特に珍しい柄とか大好きな柄のタイは修理をして寿命を延ばしてみてはいかがでしょうか?

どうにもならなくなったらバラしてからポケットチーフにしちゃうという手もありますよ(笑)

【別途見積り】ネクタイ修理 【ネクタイカスタマイズ】(ネクタイはお客様にご用意いただきます)【洋服お直し】
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ネクタイ タイ幅詰め ネクタイリフォーム(ネクタイ改造) ネクタイの幅調整
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今年の2月の話だか 10歳の娘が突然「日本は戦争するの?」と私に質問してきた。

慌てて私とその場に居た妻は「日本は法律(憲法)で戦争をしてはいけない国なんだよ。だから、戦争はしないよ。」
と話したら少し安心したようだった。

きっとIS(イスラム国)であった邦人とヨルダンパイロットの人質惨殺、そしてその報復とも言えるアメリカとヨルダンの空爆の報道に何かを感じ取っての質問だったのかもしれない。

しかし9月に安保法案も成立し、そして今回のフランスの同時多発テロと中国の南シナ海の問題で、いよいよ自衛隊が戦争に巻き込まれる可能性がでてきた。

そもそも日本の自衛隊とは何だろう。軍隊なのかもしれないけど、これまでの海外や国内の活動で救助やインフラなど創造することはあっても、奪う行為はしてはいなかった。

ただし本来はあくまで専守防衛組織である。
海外派遣や国内の救助などで訓練が滞ると、それを取り戻す為にいつも以上の過酷な訓練をするという話を知った時は頭が下がりました。

子供の頃に読んだ昭和56年頃の漫画"ファントム無頼"(作者は新谷かおる)の中で主人公の自衛官が言った言葉が記憶に残る。
"抜かずの剣こそ平和の誇り"
無論その当時は海外派兵などなかった時代である。

しかし、その話は本当に昔話になりそうだ。
もしイスラム国のテロが日本で起きた場合、日本は戦闘はしないという口実で有志連合に大規模な兵站に協力する可能性が高い。

また南シナ海の埋め立て地の中国の領土問題にも自衛隊派兵をアメリカから要請されるかもしれない。

国民が好むと好まざるとに関わらず、"自衛隊が剣を抜く"ことがありえる状況である。

日本人は覚悟を決めると共に、子供たちの未来の為にも自衛隊派兵に対して、皆が充分な監視をする必要がある。

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出典:blogs.yahoo.co.jp






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2015年も11月の第3週目に入りいよいよ残り僅かとなった。
そして毎週日曜日はNHKの大河ドラマ『花燃ゆ』を楽しみにして観ているのだが、いよいよ残り4話となった。




この『花燃ゆ』視聴率が低迷している。
確かに主人公松陰の妹の文はかなりマイナー人物だし、幕末期の倒幕を扱ったドラマといては坂本龍馬や西郷隆盛、勝海舟などのメージャー処の活躍が少ない。

これでは維新ストーリーが好きな団塊世代はそっぽを向く訳だが、私としては幕末動乱期から明治維新の文(楫取美和子)の数奇な運命を描いた人間ドラマはなかなか新鮮であった。

吉田松陰の妹として生まれ、その弟子久坂玄瑞と結婚し死に別れ2度目の結婚相手は義理の兄の楫取素彦(小田村伊之助)である。久坂には京に芸妓の愛人がおり、隠し子がいる。史実をもとにした人間ドラマはその展開に想像を掻き立てられた。

またあまり世間では認知度が低い楫取素彦の半生にスポットを当てているのも評価出来る。
楫取は維新の活躍もさることながら、群馬県令時代には県の経済の中心であった生糸産業の発展に努め当時経営難であった富岡製糸場の存続に尽力した。

富岡製糸場は2014年世界遺産に登録されている。

そして教育政策にも尽力し、教育施設の充実を図り群馬は全国トップレベルの就学率までひき上げるという成果を出している。

そのことをドラマでは大沢たかお演じる「楫取素彦」が松陰の『至誠にして動かざるものは未だこれ有らざるなり』という言葉通り誠実に熱く描かれていて、とても見応えがあった。

特に国作りにおける教育の重要性はこのドラマの骨幹であり、ネルソン・マンデラの『教育は最強の武器です。教育によって世界を変えることが出来ます』という言葉に通じるものがあります。

大河ドラマとしては戦闘シーンを含め躍動感に欠けるものがあり、登場人物もマイナーであったが見所はたくさんあったように思える。

ただ視聴率が悪いというが、そればっかり気にしたいると民放のようにテレビはとても詰まらなくなっててまうだろう。

それでなくてもネットの影響でテレビ離れが進んでいるのに…

NHKにはこれからも骨太の番組を作成して欲しい。

今後のお勧めとしては年末から年始に放送される『新・映像の世紀』が第一次世界大戦から現在までの世界の流れを映像を通して知ることができ、直視するに耐えない映像も流れるが押さえておきたい番組である。

集数 タイトル 初回放送日

第1集 第一次世界大戦・100年の悲劇はここから始まった 2015年10月25日 21:00-22:15

第2集 グレートファミリー・超大国アメリカの出現 2015年11月29日 21:00-21:50(予定)

第3集 第二次世界大戦・時代は独裁者を求めた 2015年12月20日 21:00-21:50(予定)

第4集 冷戦・世界は嘘と秘密に覆われた 2016年1月24日 21:00-21:50(予定)

第5集 若者たちの反乱・NOの嵐が吹き荒れる 2016年2月21日 21:00-21:50(予定)

第6集 21世紀の潮流・あなたのワンカットが世界を変える 2016年3月20日 21:00-21:50(予定)

第1集は放送は終わりましたが、NHKオンデマンドで視聴出来ます。
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20151025

今年はクローズアップ現代のやらせ問題で残念なこともあったが、NHKは公共放送として最大公約数の視聴率ではない、色々な人が興味を持てる番組をこれからも放送して欲しい次第です。









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ブージェング(BUUGENG)というジャグリングをご存じだろうか?

私も最近知り合いのFacebookにシェアしてあった動画からそのことを知ったのだが、初めて見てそのパホーマンスの美しさと心地よさに魂を奪われた。



それはゆるやかな曲線を持つS字型の器具(S -staff)を使い不思議な動きのパホーマンスのことなのである。

その動画で素晴らしい演舞を披露していたグスタボ・オリッタ (Gustavo Ollitta)氏のパホーマンスはズバ抜けて素晴らしく、彼が生み出す"動く万華鏡のようなART"は必ず見る者を釘付けにする。


その彼がTEDカンヌで公演をしている。

自分の人生が こんな方向に進むとは思ってもいませんでした。

この ひと組の道具によって生まれたのてす。
何だかご存じない方々のために説明するとこれは マイケル・モーション氏が作ったジャグリングの道具です。

彼は 6年前 TEDxでもパフォーマンスをしたことがあります。そして ダイ・ザオバブ氏によってさらにそれは進化しました。

彼は 新しい形を作り出し「武幻」(Buugeng)と名付けました。

武幻は 世界中を旅してブラジルの私の元まで 届 きました。
この道具は 私の人生をすっかり変えてしまいました

何か興味深いことを学びたくてインターネットサーチをしていましたがこの道具を手にしてから1年たった頃にはすっかり人生が変わっていました。

私は 伝統的な家庭で ひとり息子として育ちました
ひとり息子には それなりに期待がかかり職業とか 人生の目標とか・・・

私は 何か違う可能性を示そうとして自分の夢を追いかけることに決めこれを 自分のキャリアにすることを選びました。

高校を卒業した後は数学や物理などの古臭い勉強をやめ、技と芸術の世界に没頭しました。

朝から晩まで武幻や他のジャグリングの道具を相手に研究に研究を重ねました。
私は4年間 完全にその世界に没頭し家族や学校や社会の期待に抗うことを経て、ひとかどの人間になったのです。

私はイタリアにあるサーカスのプロ養成学校を卒業し、Malabarize-seが制作したYouTube動画は 閲覧アクセスが2百万を越えました。

パフォーマンスをした国は 40ヵ国以上にのぼり、ヨーロッパ各国 アメリカ 日本南アメリカで開催されたTEDGlobalでもパフォーマンスを披露しました。

これらを実現させていくにはパフォーマンス技術だけじゃなく夢を追いかけるという熱い気持ちのほうがより大切だったのです。

情熱を追いかけ それを自分のキャリアにすることにほとんどの人は 恐怖を感じ、したいわけでもない仕事に絡めとられて、好きでもないことのために人生のほとんどの時間を無駄にしている。

休暇を待ちわびてその間は ようやく本来の自分を取り戻せるが、もし人々が 自分の情熱を追い求めることを恐怖なく考えることができたら人生は もっと楽しいものになると思うのです。

どんなキャリアでも乗り越えなきゃならない大変な時期がありますが、大好きなことをしているからそれさえも容易になると思うのです。

私は ヨーロッパに移った時にキャンピングカーに1年近く住んでいました。
お金を節約するためだったんですけどとってもハッピーにみえるでしょ。

油が寒さで凍ってしまい サラダも作れないような状況でも私は オッケーでした。

たくさんのイベントを通して自分の情熱を人々と共有してきました。

人々が夢見るなんてことができないような場所でも です。

私の故郷であるサンパウロのスラム街もそうです。
この子供達は 家庭で日常的に ドラッグや暴力などの問題にさらされています。

このワークショップの間は新しいことに挑戦する機会があって、一番大切なことは 子供達が 将来に思いを馳せ 感化されて社会が要求する姿ではなく、子供たち自身がなりたい姿になることなんです。

学校ということでは ケン・ロビンソン氏のTEDトークにぜひ触れたいところですが
彼いわく 学校が 子供達の創造性を殺してしまっている。

赤ちゃんが 歩くことや ダンスすることや体を使うことを覚えていきますが、社会や 置かれた環境によって少しずつ 体を動かさなくなり脳の限られた部位だけを使う人になっていきます。

学校でこういう視点に働きかけるのが私は好きで
いくつかの企業でも やりました。
ジャグリングは 3つのボールを宙に投げるってだけではないし、この白と黒のサイケデリックな鎌を操るってだけでもないんです。

ジャグリングは 成長や発達に様々な良い影響を及ぼすことが見てとれると思います。
理性 知性 身体 精神への良い影響がジャグリングを通して得られるんです。

皆さんにジャグラーになってくださいと言いにここに来たのではなくて、皆さんに 夢をみて 夢を生きることを思い出していただくために来ました。

なぜなら もし夢を見られなければ目を覚ますことはできないからです。
ありがとうございました。
(拍手)
では 皆さんと

私の夢を共有したいと思います。
(音楽)
(拍手)
出典:夢を生きるあるジャグラーの物語 | グスタボ・オリッタ | TEDxCannes




彼はもっとも興味のあるジャグリングの世界に身を投じ、人生の夢を追い求める。
人間の脳や身体の能力は本来もっと可能性があるはずだが、学校や親というフィルターが子供の本来の能力を制限してしまう。
彼はジャグリングや自分の人生哲学を通して、人びとの本来の能力を解放し、一緒に夢を持つこと共有しようと語っている。


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