アパレル職の私でも朝の出勤前の鏡の前で今日のファッションが今一つ決まらないことが稀にある。

惰性で誤魔化せば何となく1日のモチベーションが
上がらない気がするし、じっくり悩む時間も無い。

さて、どうしたものか?(心の叫び)

だいぶ昔のファション雑誌の記事なので、記憶は定かではないが、かの有名なネクタイブランドを創業者フランコバッシ氏は

「男というものは朝スーツを着た際、鏡の前でどんなネクタイを締めるか悩む生き物だ」

と評していた。

そう、悩みだしたらキリが無いんだよ!

ネクタイのコーデは奥が深すぎる。

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wwdjapan.com

そう言えば「NHK地球イチバン」で見たアフリカのコンゴのサプールは装う前のコーディネートに2時間も3時間も悩み、これぞまさにベストのコーディネートを導き出していたよな〜

奴らは肌の色まで、コーデの計算に入れていやがる‼︎

そして心憎いほど鮮やかで、独特の完成度が高い世界観を創りだす。

ファッションが好きであれば、その試行錯誤もまた楽しみであり、新しい発見があったりする。

一方、Facebookの創始者マーク・ザッカーバーグのファッションはいつもTシャツ、パーカーにデニムである。

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マーク・ザッカーバーグFacebookより

そしてクローゼットの中身も同じTシャツ、パーカーだらけ(笑)

そう言えばアップルの故ジョブスもイッセイ・ミヤケ別注の紺のタートルにリーバイスの501、NewBalance991のスニーカーという、いつも同じファッションをしていた。

そういう同じ色、同じ素材のコーディネートを何着も持ち、着用するスタイルのことを最近では"ノームコア(究極の普通)"と言うらしい。

実は人間は1日にベストな選択と決断できる回数というのは決まっているという仮説がある。

ザッカーバーグやジョブスは立場上、1日に多くの選択と決断をしていることもあり、ファッションというものにそのエネルギーを費やしたくないというのが本音であろう。

つまり彼らの服を着る行為自体がルーティンの一部として機能しているのでしょう。

最近あるセレクトが『スーツを着ない人生なんて。
#nosuitsnolife』
というハシュタグを使って販促活動をしている。

ちょと引用してみた。

『ファッションコーデを悩まない人生なんて。
#nofashioncoordinatenolife 』


人生の豊かさの価値観は人それぞれであるが、ファッションコーデを悩まない人生なんて、ちょと考えられないよな〜


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