同時多発テロ

今年の2月の話だか 10歳の娘が突然「日本は戦争するの?」と私に質問してきた。

慌てて私とその場に居た妻は「日本は法律(憲法)で戦争をしてはいけない国なんだよ。だから、戦争はしないよ。」
と話したら少し安心したようだった。

きっとIS(イスラム国)であった邦人とヨルダンパイロットの人質惨殺、そしてその報復とも言えるアメリカとヨルダンの空爆の報道に何かを感じ取っての質問だったのかもしれない。

しかし9月に安保法案も成立し、そして今回のフランスの同時多発テロと中国の南シナ海の問題で、いよいよ自衛隊が戦争に巻き込まれる可能性がでてきた。

そもそも日本の自衛隊とは何だろう。軍隊なのかもしれないけど、これまでの海外や国内の活動で救助やインフラなど創造することはあっても、奪う行為はしてはいなかった。

ただし本来はあくまで専守防衛組織である。
海外派遣や国内の救助などで訓練が滞ると、それを取り戻す為にいつも以上の過酷な訓練をするという話を知った時は頭が下がりました。

子供の頃に読んだ昭和56年頃の漫画"ファントム無頼"(作者は新谷かおる)の中で主人公の自衛官が言った言葉が記憶に残る。
"抜かずの剣こそ平和の誇り"
無論その当時は海外派兵などなかった時代である。

しかし、その話は本当に昔話になりそうだ。
もしイスラム国のテロが日本で起きた場合、日本は戦闘はしないという口実で有志連合に大規模な兵站に協力する可能性が高い。

また南シナ海の埋め立て地の中国の領土問題にも自衛隊派兵をアメリカから要請されるかもしれない。

国民が好むと好まざるとに関わらず、"自衛隊が剣を抜く"ことがありえる状況である。

日本人は覚悟を決めると共に、子供たちの未来の為にも自衛隊派兵に対して、皆が充分な監視をする必要がある。

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出典:blogs.yahoo.co.jp






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やはりフランスが狙われたか。これが一報を知った時、最初に頭によぎったことだ。

今回のパリでの同時テロはフランスのイスラム国への空爆に対するもの直接の原因だと考えられるが、"シャルリーエブト襲撃事件"で表面化したフランスの表現の自由という文化に対する一部のムスリムの憎悪も影響しているのではないか?

2015年1月19日の手記より
シャルリーエブト襲撃から10日が過ぎたが、まだまだこの論争は続きそうだ。いずれにしろ間違いなくテロは悪である。

今、表現の自由の象徴になっているシャルリーの風刺画は私にとっては全く面白いとは思えないものであり、日本の"やくみつる"のほうがよほどユーモアのセンスがある。

コーランの戒律を守り生活しているムスリムから見れば、シャルリーのイスラム預言者のムハンマド風刺画はユーモアどころか完全な悪意としか受け取れないだろう。

表現の自由、報道の自由、言論の自由とは言うものの何でもありと言うわけにはいかないでしょう。

それらの自由に対して成熟した文化を持つ国と社会は人としての思いやりや配慮が必要ではないでしょうか。

フランス共和国にとって風刺画を含むジャーナリズムと言論の自由は革命によって勝ち取った権利である。

だからこそ、その権利に対するテロをあの大規模なデモで抗議したのは理解できるが、この歴史あるの成熟した文化を持つ国の大衆が「JESUISCHARLIE(私はシャルリー)」の大きなボードを抱えて、シャルリエブトの一連の風刺画を本当に支持しているとは考えたくはないんですよね。


Pray for Paris テロで亡くなった方々の為に 、負の連鎖が世界にこれ以上拡がらないよう祈りたい。

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