まさか、デヴィッド・ボウイについて、またブログを書くことになるとは、全く予想してはいなかったのだが、最後のアルバムで気になる発見があったので続編としてまとめてみることにしました。
前回のブログの後半に『★』(ブラックスター)の内容を予想した記述がある。
実は『★』にはベルリン時代を回顧させられるような、感覚があったのでである。
アルバムの最後の曲でファンの評価の高い『ICan't give everything away 』の最初の部分のメロディーラインとアルバム『LOW』の7曲めの『a new career in a new town』の前半のメロディーラインが酷似しているのである。(特にハーモニカの部分が)
ICan't give everything away
a new career in a new town
実は『ICan't give everything away』はラストの曲ではあるが、7番目の曲である。
40年近く前のアルバムと同じ順番の曲が酷似したメロディーラインを持つというのは、偶然というよりは何か意図があるのではと考えるのが自然である。
そして『★』というアルバムが7曲しかないというのは、ちょっと不自然である。
癌との18ヶ月の闘病で7曲迄が限界だったという説が有力であることは容易に理解できるが、"ブルーレディー"さんのブログに書かれている【「★(Blackstar)」とアルバム「’hours…’」の関連性。デヴィッド・ボウイが「★」を7曲収録にした意味を「’hours…’」の楽曲「Seven」に問う。】7という数字の神秘性にこだわったという説も占星術に精通し、僧侶の資格を持つボウイだったらあり得る話である。
私の考えでは一連の流れから、その答えは鎮魂歌(レクレイム)にも聞こえる8番目からの『LOW』の後半に意味があるのではないか⁈と想像してしまう。
ただ、それらはファン達の憶測であり、真実は本人のみしか知る由もない。
タイトルの『ICan't give everything away 』は直訳すれば「すべてを与えて行くことは出来ない」ではあるが、歌詞の文脈からすれば「すべてを明らかにすることは出来ない」とも受け止められる。
つまり、明らかに出来ない秘密もあるということなのである。
ボウイの最後のアルバムなので、色々な謎も含めて興味は尽きない。
先日、Blackstar★(ブラックスター)のタイトルに関してとても参考になるブログを発見しましたので紹介します。
世代こそ違いますが、ボウイとプレスリーは共に1月8日生まれで、ミュージシャンとして共鳴し合っていたこもあり、この歌詞の内容を考えてみても、『★』ブラックスターのタイトルはプレスリーのこの曲から引用したことは間違いないだろう。
もしかしたら、こんな謎が多いアルバムを創ったボウイの気持ちも時期がくれば少しは理解できるかもしれない。
なぜって?
それはたぶん人は皆誰でもブラックスターを持ち、それを見つけることができるのだから…
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前回のブログの後半に『★』(ブラックスター)の内容を予想した記述がある。
1番近い前作の『The Next Day』が『Herors』のアルバムジャケットを斬新な形でリサイクルをしていることもあり、アルバム曲中の『Where Are We Now? 』などはベルリン時代を回顧するようなバラードがあることから、この最後のアルバムも"古き良き時代"に関係しているのだろうか?
『デヴィッド・ボウイ とベルリンの壁』より
実は『★』にはベルリン時代を回顧させられるような、感覚があったのでである。
アルバムの最後の曲でファンの評価の高い『ICan't give everything away 』の最初の部分のメロディーラインとアルバム『LOW』の7曲めの『a new career in a new town』の前半のメロディーラインが酷似しているのである。(特にハーモニカの部分が)
ICan't give everything away
a new career in a new town
実は『ICan't give everything away』はラストの曲ではあるが、7番目の曲である。
40年近く前のアルバムと同じ順番の曲が酷似したメロディーラインを持つというのは、偶然というよりは何か意図があるのではと考えるのが自然である。
そして『★』というアルバムが7曲しかないというのは、ちょっと不自然である。
癌との18ヶ月の闘病で7曲迄が限界だったという説が有力であることは容易に理解できるが、"ブルーレディー"さんのブログに書かれている【「★(Blackstar)」とアルバム「’hours…’」の関連性。デヴィッド・ボウイが「★」を7曲収録にした意味を「’hours…’」の楽曲「Seven」に問う。】7という数字の神秘性にこだわったという説も占星術に精通し、僧侶の資格を持つボウイだったらあり得る話である。
私の考えでは一連の流れから、その答えは鎮魂歌(レクレイム)にも聞こえる8番目からの『LOW』の後半に意味があるのではないか⁈と想像してしまう。
ただ、それらはファン達の憶測であり、真実は本人のみしか知る由もない。
タイトルの『ICan't give everything away 』は直訳すれば「すべてを与えて行くことは出来ない」ではあるが、歌詞の文脈からすれば「すべてを明らかにすることは出来ない」とも受け止められる。
つまり、明らかに出来ない秘密もあるということなのである。
ボウイの最後のアルバムなので、色々な謎も含めて興味は尽きない。
先日、Blackstar★(ブラックスター)のタイトルに関してとても参考になるブログを発見しましたので紹介します。
これは、Elvis Presleyの曲の歌詞である。正式タイトルは「Flaming Star」だが、通称「Black Star」とも呼ばれているらしい。そういえば、Bowieの歌詞の中に「Flamstar」というワードが出てくるが、それもこの曲に由来しているんじゃないだろうか。
Flaming Star (aka Black Star)- Elvis Presley
Every man has a black star
A black star over his shoulder
And when a man sees his black star
He knows his time, his time has come
人は誰でも ブラックスターを持っている
ブラックスターは肩越しにいて
自分のブラックスターを見つけたら
己の寿命を知る、死期が訪れたことを…
『週末と終末』より
世代こそ違いますが、ボウイとプレスリーは共に1月8日生まれで、ミュージシャンとして共鳴し合っていたこもあり、この歌詞の内容を考えてみても、『★』ブラックスターのタイトルはプレスリーのこの曲から引用したことは間違いないだろう。
もしかしたら、こんな謎が多いアルバムを創ったボウイの気持ちも時期がくれば少しは理解できるかもしれない。
なぜって?
それはたぶん人は皆誰でもブラックスターを持ち、それを見つけることができるのだから…
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